目次

データベース定義書^

MySQLのデータベース定義書を例に紹介します。
構成シートは以下の6シートです。

  1. DB定義
  2. スキーマ一覧
  3. テーブル一覧
  4. ER図
  5. ERカラム一覧
  6. 自動追加カラム一覧

DB定義シート^


使用するデータベースを指定します。
データベース毎に型定義やSQLの独自表現、スキーマ定義等が異なるので記載します。
また、ハードウェアに関する情報(物理設計)を記載する場合はあわせて記載します。
データベースのいくつかを以下にあげます。

  1. HirDB
  2. Microsoft SQL Server
  3. DB2
  4. Oracle
  5. MySQL
  6. PostgreSQL
  7. Apache Derby
  8. HyperSQL(HSQLDB)
  9. h2 Database Engine
  10. SQLite

スキーマ一覧シート^


各スキーマを列挙します。
記載する項目を以下にあげます。

  1. 項番
  2. スキーマ論理名
  3. スキーマ物理名
  4. 文字コード
  5. コメント

テーブル一覧シート^


各テーブルを列挙します。
履歴は退避元のテーブル名も指定します。
記載する項目を以下にあげます。

  1. 項番
  2. スキーマ論理名
  3. テーブル論理名
  4. テーブル物理名
  5. 履歴作成元テーブル論理名
  6. マスタ
  7. コメント

ER図シート^


ER図を記載します。
各スキーマの枠の中に、各テーブルを記載します。
各テーブルには自動追加カラム一覧シートで指定しているカラムを除いて記載します。
業務で使用するカラムは現用でも履歴でも同じになるので、履歴にはカラムを記載していません。
サンプルではテーブル名を先頭に記載し、連続した後続行の欄にカラム名を記載します。
また1対1(線)、1対多(右矢印)、多対1(左矢印)の表現で図示しています。

ERカラム一覧シート^


ER図に記載したカラムの論理名と物理名を記載します。
記載する項目を以下にあげます。

  1. 項番必須
  2. カラム論理名必須
  3. カラム物理名必須
  4. コメント

自動追加カラム一覧シート^


テーブルに固定で定義するカラムを指定します。
現用、履歴、マスタで追加する項目を分けられるように列を設けています。
記載する項目を以下にあげます。

  1. 項番
  2. カラム論理名
  3. カラム物理名
  4. コメント
  5. 現用
  6. 履歴
  7. マスタ

現用テーブル^

サンプルでは以下の6項目を定義しています。

  1. 登録者
  2. 登録日時
  3. 更新者
  4. 更新日時
  5. 更新シーケンス
  6. 行シーケンス

履歴テーブル^

サンプルでは以下の8項目を定義しています。

  1. 移動者
  2. 移動日時
  3. 登録者
  4. 登録日時
  5. 更新者
  6. 更新日時
  7. 更新シーケンス
  8. 行シーケンス

マスタテーブル^

サンプルでは以下の5項目を定義しています。

  1. 登録者
  2. 登録日時
  3. 更新者
  4. 更新日時
  5. 行シーケンス