目次
データベース定義書^
MySQLのデータベース定義書を例に紹介します。
構成シートは以下の6シートです。
DB定義シート^
使用するデータベースを指定します。
データベース毎に型定義やSQLの独自表現、スキーマ定義等が異なるので記載します。
また、ハードウェアに関する情報(物理設計)を記載する場合はあわせて記載します。
データベースのいくつかを以下にあげます。
- HirDB
- Microsoft SQL Server
- DB2
- Oracle
- MySQL
- PostgreSQL
- Apache Derby
- HyperSQL(HSQLDB)
- h2 Database Engine
- SQLite
スキーマ一覧シート^
各スキーマを列挙します。
記載する項目を以下にあげます。
- 項番
- スキーマ論理名
- スキーマ物理名
- 文字コード
- コメント
テーブル一覧シート^
各テーブルを列挙します。
履歴は退避元のテーブル名も指定します。
記載する項目を以下にあげます。
- 項番
- スキーマ論理名
- テーブル論理名
- テーブル物理名
- 履歴作成元テーブル論理名
- マスタ
- コメント
ER図シート^
ER図を記載します。
各スキーマの枠の中に、各テーブルを記載します。
各テーブルには自動追加カラム一覧シートで指定しているカラムを除いて記載します。
業務で使用するカラムは現用でも履歴でも同じになるので、履歴にはカラムを記載していません。
サンプルではテーブル名を先頭に記載し、連続した後続行の欄にカラム名を記載します。
また1対1(線)、1対多(右矢印)、多対1(左矢印)の表現で図示しています。
ERカラム一覧シート^
ER図に記載したカラムの論理名と物理名を記載します。
記載する項目を以下にあげます。
- 項番必須
- カラム論理名必須
- カラム物理名必須
- 型
- 桁
- コメント
自動追加カラム一覧シート^
テーブルに固定で定義するカラムを指定します。
現用、履歴、マスタで追加する項目を分けられるように列を設けています。
記載する項目を以下にあげます。
- 項番
- カラム論理名
- カラム物理名
- 型
- 桁
- コメント
- 現用
- 履歴
- マスタ
現用テーブル^
サンプルでは以下の6項目を定義しています。
- 登録者
- 登録日時
- 更新者
- 更新日時
- 更新シーケンス
- 行シーケンス
履歴テーブル^
サンプルでは以下の8項目を定義しています。
- 移動者
- 移動日時
- 登録者
- 登録日時
- 更新者
- 更新日時
- 更新シーケンス
- 行シーケンス
マスタテーブル^
サンプルでは以下の5項目を定義しています。
- 登録者
- 登録日時
- 更新者
- 更新日時
- 行シーケンス